2019年11月27日水曜日

XPS 13 2019 (7390)にubuntu 18.04ltsをインストールした

10インチから12.5インチの小型クラムシェルノートが好きだ。
しかし小型モバイル市場はスマホやタブレットに喰われてしまい、おしゃれ番長のappleが11.6インチや12インチから撤退してしまった。
2in1は好きじゃないし狭額縁の13インチで妥協しようかなと考えてる今日この頃、今年1年の頑張りをたたえ冬のボーナス払いでXPS13を買ってしまった。


Ubuntuで使えそうな英語キーボードマシンを条件に探していたところ、XPS13が公式にUbuntu入れて売ってるそうで(米国のみ)この機種を選択した。

オタクブラックとイキリフロストの2色からイキリホワイトを選んだ。
どうか黄ばみませんように。

あとなぜかパームレストの左右に磁石が入っている
今時磁気カード使うケースもないだろうが、駐車券とかビルの警備カードとかうっかりおいてしまいそうな位置だなと思う。


予備のACアダプタ欲しい

付属の45w小型ACアダプタがめちゃめちゃ発熱する。しすぎやろ。


余裕ある60wのACアダプタを買って付属の45wアダプタは外出用にしようかと考えている
DELL公式で60wACアダプタが送料込み4000円と良心価格で売っていたので早速注文した。

2019/12/15 追記;60wタイプは発熱が低くて買ってよかった。

セットアップ前に用意したもの

・Ubuntuを書き込んだUSBストレージ


・USB type-cと3.0type-Aの変換ケーブル2本


・USBwifiドングルまたはUSB有線LANアダプタ
(↓5Ghz対応してないけど発熱少なくておすすめ)

セットアップ


DELLのロゴが出る前に(ダジャレじゃないよ)F12を連打してメニュー画面を出す
USBメモリからUbuntuのインストールメディアをブートする

liveUSBで起動したUbuntuはwifiが使えないのでwifiドングルや有線LANアダプタを接続

インストールとアップデートが終わるとサウンドドライバがあたり音が出るようになった
(カーネルは4.15)
wifiがまだ使えなくて不便。

wifiドライバを入れる

AX1650のドライバはカノニカルのリポジトリ追加してaptでインストール可能
https://support.killernetworking.com/knowledge-base/killer-ax1650-in-debian-ubuntu-16-04/
このページの手順通りに行ってようやくオンボードのwifiが有効になった。

最新のカーネルに更新する

この状態で特に不満もなく使えるようになったが2点ほど不具合が見つかる
・ファンクションキーから輝度調整できない
・USB type-cの映像外部出力(alternate mode)が使えない
輝度調整はともかくDPaltが使えないのは後々困るのでカーネルを更新する。
Ukuuをインストールしてカーネル5.40をインストール
再起動したらgrubでロードしてくれないので、仕方なくセキュアブートを無効にして起動し直す。
カーネル5.40で正常な輝度調節を確認、外部モニターへの出力を確認。


4kモバイルモニターを接続して動作確認。
type-cのCtoC1本で映像出力できるのは大変便利である

なぜか右側のDPロゴのついているUSBポートから映像出力できない。
左側のTBロゴのついた2ポートからは映像出力できてるので気にしないことにした。
(その後試したら普通に使えた)

余談



お高いモバイルモニターは中華サイトから直輸入するよりamazonのセール時に買ったほうがいい。

まとめ

最新カーネルで今の所とても安定して動いている。
あ、指紋センサーは使えません。(興味なし)

2019/12/15 追記:たまに一瞬画面が乱れる。発生頻度が少なく出ても一瞬だし別にどうってことない不具合


おわり。



2019年11月25日月曜日

安いサーモグラフィカメラ(サーマルカメラ)を買ってみた

購入動機

去年ぐらいにお高いFLIR ONE PRO を買って楽しく遊んで暮らしていたが、バッテリーの持ちが悪く今ひとつ使い勝手が悪い。
遊ぶ前に充電しないとすぐに電池が切れて満足に遊べないし、バッテリー容量が少ないとキャリブレーションが狂うので実質的な動作時間に不満がある。
1万円ちょいで買えるおもちゃのサーモカメラが単三電池4本で6時間ぐらい動作して、電池がなくてもUSBモバイルバッテリーで駆動してくれるらしいので買ってみることにした。

機種選定

まずこちらの2機種を比べてみる
「HT-02」  150$ センサーサイズ60*60
「HT-02D」 120$ センサーサイズ32*32
3、000円しか違わないしセンサーサイズが倍になるなら上位モデル買うでしょ普通。
これは罠。
この2つの機種のレビュー動画をさんざん見比べたけど解像度の恩恵は見られないし、
なんなら32*32のほうがしっかり写ってるので32*32のセンサー機種から選ぶことにした。

いろんな会社が1万円台のサーマルカメラ作ってるけどセンサーとメイン基板はおそらく全部一緒。ファームウェアは各社独自に書いてるので液晶画面に最大温度と最低温度が表示されるものを買った。
「XE-26」とか「IR-891」の名称で売られており送料込み日本円で1万3000円で買えた。

余談
4万円超えの中華品は一気にコスパ悪くなる印象。
4、5万の中華買うならFLIR製品買ったほうがいい

使ってみた感想

3秒でサクッと起動してくれる。とても早い。
FLIR ONE Proだと起動に10秒かかってキャリブレーションが始まるので
使い始めるまで20秒ほどかかるのでこれはありがたい。

この機種はハード的なキャリブレーション機能は無し。
メニュー画面からユーザーが校正係数(でいいのか?)を入力してソフトウェア的に補正する。
1.0から0.1まで設定できるのだがだいたい1.0付近で合うので1.5から0.5で調整できるようにしてほしかった。

普通のCMOSカメラとサーマルIRカメラがついていて画像の重ね合わせをしてくれる
CMOSカメラ用にLEDライトまでついており大変便利。


重ね合わせは5種類から選べる。
視差はあるがセンサーの貧弱さをしっかり補える。

FLIR ONE PROとの比較


はい、格付け完了。
赤く光ってるのがNUCとUSBハブ。
FLIRはUSBポートの位置までわかるしというかケーブルの1本1本までしっかり写ってる。
安物カメラの方は距離が遠いと温度もあまり正確ではない。
安物カメラで近づいて撮影してみた。
温度が正確になり解像度も若干上がりったが、USBポートがダンゴに表示される。
これはセンサーの性能限界というよりソフト側の機能不足による限界だと思う。
高機能製品であればここから表示に使う温度範囲のやしきい値の調整ができてもう少しマシな表示になるはず。

使い物にならないのか?

いや、少なくとも放射温度計の完全上位互換ではある。
たとえばこの画像、デニム生地に電池が2本おいてある。


実はこれ



デニム生地には水の手形があり
電池のうち1本は充電したばかりでホカホカ。


これは安物のカメラでもしっかり確認できる。
肉眼で見えないものがざっくり見れるだけでも使いどころは色々あるんじゃない?(適当)
しばらくこいつで遊ぼうと思う。
おわり

2017年10月21日土曜日

E200HA買った。ubuntuで音が出ない場合の解決方法

E200HAのサウンドチップはchtcx2072x
これを鳴らすカスタムカーネルがある。

ありがたいことにgithubでスクリプトを公開してくださる神がいたので簡単にインストールできた。

git clone して

e200ha_with_sound.sh

を実行すればインストールから再起動まで勝手に進む。
音も出るしキーボードも問題ないし他のカーネルと比較しても一番安定している。
ありがてぇ、ありがてぇ。

おわり


一緒に買ったもの

グレア液晶なので反射防止フィルムは必須。




持ち歩き用のかばんはこれ
ノートPCはサイズがギリギリで少々入れづらい。
もともとの用途はカメラバッグなのでクッション材が入っており、分厚い参考書やらペットボトルやらノートPC以外の荷物もたくさん入るので全体で見ればかなり気に入っている。
安いし。

2016年5月21日土曜日

Bitnami Redmineの更新でエラー

BitnamiRedmine3.1から3.2へのアップグレードがすんなりいかなかったのでメモ。
3.1→3.2固有の問題とかじゃなく初歩的な話。

現象:
3.1でダンプしたsqlファイルを3.2でリストアした所、Redmineのログイン画面は表示されるがログインするとinternal error500を吐く。おえー
(普通の人はブラウザでエラー500見る前に解決するだろうから現象とは言いづらい)

結果:
migrate時にエラー表示されたデータベーステーブルを3つほど削除してしたら直った。

具体的内容:
過去2回のアップデートをしており自前の手順メモと同じ手順で行ったらだめだった。
とりあえずBitnamiRedmineの公式wikiを覗いたらデータベースを一旦削除して再度作成してリストアするように記されていた。自前のメモに書いてないし、昔はこんな記述なかったような気がする。
多分これだろうとおとなしく記載通りにやってみるが変わらず。なんでやねん。

仕方なく面倒で読み飛ばしていたターミナルのメッセージを一つづつ読んでみると

ruby bin/rake db:migrate RAILS_ENV=production
する際におもいっきりエラーが出ていた。

「Mysql2::Error: Table 'roles_managed_roles' ほげほげじゅげむじゅげむ.....」

とエラーのテーブル名が出ているので、別タブでmysqlに入りテーブルの中身を確認する。

mysql > use bitnami_redmine

でbitnami_redmineに入り、

mysql> select * from roles_managed_roles; 

で確認するとテーブルは空だったので

mysql > drop table roles_managed_roles;

で、テーブルを削除する



元のタブでmigrateを再度行うと、今度は別のテーブルでエラーが出た。
同じようにテーブルの中身を確認して削除する作業をエラーが出なくなるまで繰り返す。
最終的に削除したテーブルが再度作成され、完了となる。

あとはいつも通りプラグイン向けに
bundle install --without development test postgresql sqlite --no-deployment
bundle install --without development test postgresql sqlite --deployment
ruby bin/rake redmine:plugins RAILS_ENV=production
を叩いて、(プラグイン用のテーブルでも同様のエラーが出たのでこちらのテーブルも再構築した)
ruby bin/rake tmp:cache:clear
ruby bin/rake tmp:sessions:clear
して終了

正常にアクセスできた。めでたしめでたし。

2016年2月12日金曜日

cronでmp3ファイルが鳴らない(mpg321)

ちょっとしたアラームが欲しかったのでcronでmpg321を叩いたけど鳴らなかった。
ターミナルで直接コマンドを打つと鳴るのにcronでは鳴らない。

結論:オーディオデバイスを明示的に指定する


00-59 * * * * /usr/bin/mpg321  /home/hogehoge/hoge.mp3


00-59 * * * * /usr/bin/mpg321 -a hw:0,3 /home/hogehoge/hoge.mp3

これで鳴った

オーディオデバイスの調べ方

~$ aplay -l

で表示される

**** ハードウェアデバイス PLAYBACK のリスト ****
カード 0: HDMI [HDA Intel HDMI], デバイス 3: HDMI 0 [HDMI 0]
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0
カード 0: HDMI [HDA Intel HDMI], デバイス 7: HDMI 1 [HDMI 1]
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0
カード 0: HDMI [HDA Intel HDMI], デバイス 8: HDMI 2 [HDMI 2]
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0
カード 1: PCH [HDA Intel PCH], デバイス 0: ALC283 Analog [ALC283 Analog]
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0

から鳴らしたいものを選択する
今回のように「カード0:デバイス3」なら「hw:0,3」の様に記述する

2015年12月21日月曜日

RedmineにGmailを設定して534-5.7.14が出る場合の対処法

結論からいうと
対象Googleアカウントの2段階認証を有効にして、アプリパスワードで認証させる。

理由

2014年夏ごろ、GmailはOAuth 2.0非対応のメーラーからの認証を「最新のセキュリティ標準を満たしていないアプリ」として拒否する仕様に変わったらしい。

534-5.7.14は、

SMTP応答コード
534 認証メカニズムが弱すぎる
(引用:SMTP応答コード)

との事らしい。知らんけど。

解決策

  • OAuth2.0対応のメーラーを使う
  • 2段階認証を有効にしてアプリパスワードを使う
  • 安全性の低いアプリのアクセスを許可する(非推奨)

実質的にRedmineでGmailを使う場合は2段階認証必須となっている。
これが、この記事を書いた直接の理由。


設定方法

まず、Gmailアカウントの2段階認証を有効にしてアプリパスワードを作る。
手順は下記リンク
Googleアカウントヘルプ:アプリパスワードでログイン

アプリパスワードを取得したらredmineのconfiguration.ymlに次のように記述する。

default:
  email_delivery:
    delivery_method: :smtp
    smtp_settings:
      enable_starttls_auto: true
      address: "smtp.gmail.com"
      port: 587
      domain: "smtp.gmail.com"
      authentication: :plain
      user_name: "アドレス@gmail.com"
      password: "作成したアプリパスワード"

ここで、Bitnamiユーザーかつ、「正直、見様見真似でやっている。ぶっちゃけ右も左もよく解らない」というユーザーが注意すべきこと。
configuration.ymlにはじめから設定例が記述されているので、それに書き足しがちだが、設定例が多数コメントインしているので、上記設定だけを記述すること。
(ちなみに、本家Redmineではconfiguration.ymlが初期状態で存在せず、管理者が必要に応じて作成する。)

以上。
あとはapacheを再起動すればメールが正常に遅れているはず。少なくとも私の環境(Bitnami Redmine3.1)ではこれでOKだった。
参考までに、アプリパスワードが間違ってるとエラー応答コードが534-5.7.9になる(うろ覚え)